間欠水流上部濾過装置の製作
間欠水流上部濾過装置の作り方を説明します。
材 料:アクリル板(最低3mm)
ビニールのホース(下の写真のような、糸のはいっているもの:サイズは後述)
T型の塩ビパイプジョイント(T型の横の部分が25号、縦の部分が20号)
25号の塩ビパイプ(5cm程度)
ネジ付き25号ジョイント(オス・メス?)
プラスチックの板(加工しやすい、薄いもの)
工具類:アクリル接着剤:アクリルサンデー等
水槽用シリコーン系接着剤:バスボンド等
アロンアルファ
糸のこ(塩ビパイプを切断するのに使用)
以上、材料、工具類は全て横浜の東急ハンズで揃えました。値段はアクリル板以外は数百円のものばかりなのですが、アクリル板が5,000円程度したので、しめて8,000円位でしょうか。
アクリル板ついては、タウンページで卸しの業者にあたって見ましたが、個人では小売価格になってしまうので、東急ハンズで買うのと大差ありませんでした。もし、良い業者をご存知でしたら教えて下さい。
アクリル板のカットについては各自でやってもかまいせんが、切り口がフラットでないとうまく接着されません。設計図を書いて東急ハンズでカットしてもらうことをお勧めします。
さあ、作り始めましょう。
(上部濾過槽の組立)
左の概略図を参考して、アクリル板をカットし、アクリル接着剤で上部濾過槽を組み立てます。
(加工の注意点)
右上部の穴はサンゴ砂が通らない程度の大きさにすること。
左部の穴はネジ付き25号ジョイントのネジの部分の大きさにすること。
右下部及び右上部から左部へ水が流れるように上下にスペースをとっておくこと。
接着面の強度を保つため、左図のように接着しましょう。
(間欠水流用のパーツの加工)
左からネジ付きジョイントメス、塩ビパイプを差し込んだネジ付きジョイントオス、加工したT型ジョイントです。
ジョイントのネジの部分からT型ジョイントのホースが出ている部分までが水が上下する範囲です。長さは、差し込んだ塩ビパイプで調整します。
T型ジョイントの右側をカットし、ビニールパイプをさし込み、隙間をプラスチックの板で埋めるようにアロンアルファで接着します。最後に、水槽用シリコーン系接着剤を塗ります。
(加工の注意点)
ビニールパイプの口径は上部濾過層に水を送るポンプの水量に合わせて決めます。この部分は数百円でできるので、何種類か作って、実際に水を流してみるのが良いと思います。
ホースの長さは設置した状態で、ぎりぎり底につかない程度にカットします。
(完成)
ネジ付きジョイント(オス)を上部濾過槽の左部の穴に差し込んで、下からジョイント(メス)で挟み込んで固定します。ホースは壁にぶつけて曲げて、底にぎりぎりつかないようにします。
右上部に大粒のサンゴ砂を入れて完成です。
ホースの口径が合っていれば、この部分で水が上下するのが確認できるはずです。